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高歯技ニュース

高歯技例会・勉強会

StartFragment平成30年3月10日(土)高崎歯科技工士会月例会と勉強会を行った。月例会後、2名の会員によるプレゼン発表が行われた。 はじめに、「矯正装置(拡大装置)エクスパンションスクリュー使用の拡大装置を作る」と題し、萩原輝雄氏より発表が行われた。拡大装置の製作手順をステップごとに解説され、レジン築盛において「筆積み法・ふりかけ法・練和盛り上げ法・埋没填入法」など、どの方法が床の変形が少く済むかを経験談を通してわかりやすく解説してくれた。また、複雑なクラスプが多数使われる矯正装置において重合後の割り出し方や研磨方法のポイントなどを惜しむことなく披露してくれた。  次に「回転着脱式義歯の挑戦コノメーターを使用した義歯設計」と題し、手嶋哲久氏より発表が行われた。クラスプ設計に関しては従来教科書で習った方法はサベイヤーを使用しアンダーカット量を計測し使用材料によってクラスプの走行ラインを術者が任意で設定するものであたが、コノメーターを使用し歯牙を一歯一歯計測し理想的なアンダーカットと走行ラインを設定する方法を解説してくれた。様々なケースにおいて数値化できれば誰が製作しても理想的なクラスプ走行ラインが描記できるようにしたいと述べられた。また、これからの高齢化社会に伴い、手が不自由な人や介護者による義歯の着脱が増えてくることが予想されるため、着脱し易く、外れにくい義歯設計も動画と模型で解説してくれた。 今回の勉強会を通じ、歯科技工業界も機械化が進んでいる一方、やはり匠の技術や知識の必要性を痛感した。その技術や知識を経験した上で機械を扱うことにより、より価値が生まれると感じた。

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