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高歯技勉強会

高歯技では、会員発表による勉強会をほぼ毎月行っています。

様々な題材を持ち寄ってディスカッションを行い会員同士でスキルアップを図っています。

 

高歯技会員に限らず県内他地域からの参加も大歓迎です。

 

また、これから技工士会に入会して勉強会にも参加してみたいという方、どうぞオブザーバーとして一度見学にに訪れてみて下さい。

次回勉強会予定

 

予定が決まり次第こちらでご案内致します。

    

会員から提案のあった今後のテーマ

  • ”形態を考える”と言うテーマはどうでしょうか?MBでも前装冠でも前歯でも臼歯でも近遠心的に広い、狭いケースや咬合バイトの高い、低いケースなど、歯冠形態を作るのは誰でも苦労していると思います。
     

  • 年に1度保険点数の改正がある時にみんなで表を確認して技工料金に反映できる部分の勉強もいかがですか?
     

  • 患者立会い時の作法です。服装、言葉遣い、シェードガイドなどの消毒法、ユニットの操作…。この辺の教育は受けてないけど必要な事です。
     

  • 患者さんに最終補綴の形態をイメージしてもらえるよう 口腔内でTEKを作るのですが いかにラボに上手く伝えるか、メタルとポーセレンの境で咬ませてダツリしそうだとか 色々テクニックなどもふまえてお聞きしたい
     

  • 院内に技工士がいない場合 衛生士や助手が技工に関して ほとんど知識が無いことで どうやってスムーズに伝えるかなども 話し合いたい

勉強会アーカイブ

勉強会アーカイブ

2016/4/2

  1. 咬合器は限られた範囲で下顎運動させることができる。

  2. 平均値咬合器や調節性咬合器で補綴物を作る時はその使用している咬合器の特徴を知り顎関節の動きと咬合器の動きの差をイメージして補綴物(咬合面)を作る。(咬頭のサイドシフト運動をイメージする)

  3. 下顎頭のサイドシフト(後方、側方)が咬合面に与える影響は大きい(1mm~3mm)

  4. 対合歯の咬頭は咬合面のどの場所に影響するのか? 咬頭がどの方向へ移動するのか。

  5. 調節性咬合器への模型マウントと模型に合わせて顆路の調節をして補綴物を作るとチョット変わった補綴物が出来る。

  6. 中間補綴の場合は自由運動咬合器でもいいのかも。    (咬合接触を注意する部位(網目の部位)
     

今回話は出来ませんでしたが、次のような基本的注意点もあります。

 

  1. 早期接触は絶対に避けなければならない。注意する部位とは?

  2. 基本的なカーブ、アーチ、傾斜なども常に考慮する。

  3. 前方顆路、側方顆路をチェックバイトで調節するときサイドシフトの量だけバイトにズレ。

  4. その他いろいろ。

2016/03/12

今回のお題は前回萩原さんが参加者に出した宿題を持ち寄って「形態」についてあれこれ意見を出し合いました。

 

 

 

この模型に右上中切歯1本をワックスアップしてくるというものです。

 

 

 

 

検討しなければならないポイントがいくつもあります。

 

 

・元々は正中離開である。

 

・支台歯遠心隣接部の形成量がやや不足している。

 

・反対側の中切歯が補綴物だ。

 

・両側の側切歯の大きさがばらばら。

 

 

 

 

結構かたちをとるのが難しいケースです。

 

 

たまたま写真に撮ってスライドにしてきた形態をタタキ台に、様々な意見が交わされました。

 

 

 

 

「清掃できなんじゃないか?」

 

 

「遠心のフレーム強度が確保できないのでは?」

 

 

「患者さんが何を求めているかに答えるのが大切」

 

 

「コンタクトポイントの位置はどうやって決めるの?」

 

 

 

特に結論は出ませんでしたが、時間まで多くの意見が出されました。

私を含め、個人で仕事をしている歯科技工士が多い中、違う人の考え方に触れる機会の大切さを実感する時間でありました。

 

記事:今井

平成28年2月6日(土)

今回は、「歯科技工士によるQOLの向上支援」という議題で勉強させて頂きました。美味しい物を食べたり、行きたい所に行ったり、歯の無い患者さんに補綴物を作ったりすることもQOLの向上であるように、産まれつき体の一部がない方や病気でやむを得ず身体の一部分を落としてしまった方の為にエピテーゼという人工的なものをつけることもQOLの向上に繋がっている事を考えさせられました。

話の中で、エピテーゼを作ってから大事に保管してあまり使わない患者さんもいると聞きました。患者さんにとって、使う使わないは自由ですが、それも個性であっていいと思います。

完全に治る訳ではないですが、他人の目を気にせず、明るく前向きになるものこそがQOLの向上になっていると思います。

その為に、沢山の人にエピテーゼを認知してもらい、普及率を上げてほしいです。

今後の勉強会について、私は補綴物のwax upをする時に、患者さんそれぞれの歯の形が違ったり、噛み合わせも違ったりして、時々、形態が分からなくなることがあります。数をこなさないと自分には良くないと思いますが、出来れば皆さんのwax upの仕方を教えて頂ければ幸いです。

by.高橋

平成27年3月7日(土)

勉強熱心な多くのドクターが、ご自分の臨床を写真で記録され、勉強会で活用し、学会発表しておられるように、我々歯科技工士も勉強会を行う上で写真の技術を身につける事はとても大切だと考えております。

そこで 第4回目の勉強会では、萩原輝雄さんに長年撮りためてこられた写真を披露していただき、歯科技工士として写真に親しむ大切さやその基本テクニックを題材に勉強会を開きました。高歯技勉強会のこれからに向けて大きな糧となりました。

(今井)

 

萩原輝雄氏が、ご自分の撮り続けてきた写真の歴史を冊子にまとめて下さいました。PDFファイルに変換いたしましたのでご覧下さい。

平成27年2月7日(土)

今日の歯科業界において、CAD/CAMシステムはなくてはならないものになりつつあります。 今回は、歯科用CAD/CAMシステムについて、弊社「松風S-WAVEシステム」の概要を中心に、 CAD/CAM用支台歯形成のポイント、調整のポイント、セメンティングまでをご紹介させていただきます。

(松風:大橋 優斗)

平成26年11月1日

第七回ワールドデンタルショーに10月11日(土曜日)、パシフィコ横浜に行って来ました。今回は全体的にCAD/CADが多く、技工関連商品が比較的少なかったように感じました。色々と見たり聞いたりと刺激を受けて帰って来れたので今後の仕事に反映できればと思います。

平成26年9月6日

3M ダイレクトクラウン

製品としては審美性をうたっているがあくまでもメタルクラウンとの対比であるといえる。 しかし保険適応外であり自費診療である。 それを考慮いれ、 他の選択肢を考えれば現在では CAD/CAMレジン冠が保険適応となっている。 (小臼歯のみ)

ダイレクトクラウンと比較した場合、 前項であげた利点と欠点を踏まえどちらを選択 するのはドクター次第、 もしくは患者次第である。 そしてこの材料は院内で完結する素材である。 院内ラボ勤務の技工士は手にする機会もあると思うが、 多くの外注ラボの技工士はそれを手にして作業することのない素材だと考える。 あえてこの素材を日々の技工に取り入れようとするのも一つの手法かもしれない。 が、 3Mの講習を受けIDを取得しそしてー個¥3500 という材料代をどう受け止めるかは考え方次第である。

このダイレクトクラウンを勉強会に取り上げたのは現在歯科業界には数多く の マテリアルが存在する。 その中の一つとしてあまり身近な存在ではないが知識の中に入れておくのも技工士として無駄ではないのではないかと言う点からである。

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