等脚台形を学ぶ
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令和元年9月7日(土)高崎福祉会館にて支部会、勉強会が開催された。
支部会では佐藤会長から県技の理事会報告が行われた。
勉強会は前橋地域の手島哲久氏により「等脚台形を勉強する」と題して講演が行われた。
手島氏は他県の歯科技工士会の生涯研修会に参加し、宮城県で開業されている大野建夫氏の
「等脚台形法」について学ばれてきた内容を発表していただいた。
上下顎の無歯顎の総義歯を製作する際、歯科医師の先生からいただいた模型を参考に咬合床、
人工歯を排列する。
解剖学的ランドマークを参考に再現、製作しているが、有歯顎の場合「正常咬合」「不正咬合と、
噛み合わせはその人により全て異なり、それを再現するのは難しく、歯が喪失すると上顎は
口蓋側への吸収が進み顎堤が小さくなるため、その摸型から有歯顎の歯の位置を見つける基準は
難しかった。
そこで今回発表いただいた、大野氏の「等脚台形法」を使うことで基準を見つけ易くすることが
わかる。 その「等脚台形法」とは、無歯顎で有歯顎時の歯列の痕跡を残しているのは
唯一下顎の顎堤のみであるため、それを前提に下顎の無歯顎模型に「等脚台形」を描き、等脚台形の頂点4点間距離を計測し対合関係にある上顎模型上に同じ『等脚台形』を描くことで上顎模型上にも有歯顎時の歯の位置を設定することが
可能になる。
今回の勉強会に参加して、義歯製作をする際には新たな基準を見つけ製作可能になると思った。先輩方の長年の経験とデータを基に導きだされた手法は本当に勉強になりました。勉強会では、日々の仕事に活かせる技術を直に学べ有意義な勉強会であるため今後もたくさんの会員の方の参加を切に願います。
坪根智也